インドネシアのコロナウイルスの状況 ⑤〜移動制限：国内線全便停止〜

インドネシアにおけるコロナウイルスに関する記事を更新しています。
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コロナウイルスで世界中、完全に経済や人の動きがストップしてきましたね。全く終わる気配がありません。

インドネシアでは4月25日の時点での感染者数は8,607人、死者数は720人、回復者数は1,042人となっています。

コロナウイルスに感染しているかわからない人がまだまだ多いんだろうなと思います。
というのが、コロナウイルスの検査費用が結構高くて、
20分くらいでわかる簡易検査が3,000円から4,000円
PCR検査が2万5千円から4万円くらいします。

インドネシア人の平均月収が4,5万円なので、なかなか大きな負担となります。

そういった経済レベルの関係や医療水準の影響からなのか、感染者数に対する死者数の割合が多いです。感染者数のうち約8％の人が亡くなっています。
※ちなみに日本だと約3%。（4月26日時点の感染者数13,424人、死者数372人）。

このような背景からインドネシアなどの途上国では、徹底的な予防措置が必要だということがわかります。

大規模社会制限の実施
大型連休日（レバラン）の変更
強力な移動制限。国内線全便停止

大規模社会制限の実施

コロナウイルスの感染拡大を予防するためにインドネシアの各地で大規模社会制限が実施されています。

各地で内容は異なりますが、ジャカルタ及び周辺地域の内容はこんな感じです。

・本制限実施期間中，自宅外におけるマスク着用が義務付けられる。

・学校等における学習活動は一時的に停止。全ての学習活動は自宅で行われる。

・会社・工場は，保健衛生環境を遵守する限りにおいて，引き続き操業が可能。
会社・工場で新型コロナウイルスの陽性患者が発生した場合には，活動は一時的に停止される。
職場・事務所での就労は一時的に停止され，在宅勤務となる。
レストランの営業は，持ち帰りまたは配達に限定する。
ただし，生活に必要な一部機関及び業種は職場・事務所の就労制限の例外となる。

・公園，集会所，体育館等の全ての公立・民間の娯楽公共施設は閉鎖される。
公共の場での６人以上の活動は禁止。
（→複数人で街中を歩いていると、警察から注意されることもあるとのこと。）
宗教施設も閉鎖され，宗教活動は自宅で行う。
スポーツ活動は集団で行わず，自宅周辺で行う。

・本制限実施期間中，私有車両，公共交通機関，鉄道による移動は利用可能。
車内でのマスク着用義務や定員の半数以下の乗車人数制限等が課される。

・原動機付き公共交通機関の乗車人数は定員の半数以下に制限され，鉄道及び路線バスの運行時間は，午前５時から午後７時までに制限される。

・バイクタクシー（ゴジェック，グラブ等）による配車アプリを通じたサービスは，物の運搬に限定され，相乗りによる人の運送はできない。
（←バイクタクシーは制限されていますが、なぜかタクシーは制限されていません。）

この制限を破った場合は、罰則もあるようです。コロナウイルスについてもそうですし、それに関わるトラブル（警察による金銭の要求など）にも気をつけて行動する必要があります。

この大規模社会制限の実施期間は順次延長されていて、最初に発表された地域では4月半ばまでとされていましたが、5月上旬までとなっています。
この先も延長されることが予想されます。

大型連休日（レバラン）の変更

インドネシアの大型連休日（レバラン）が変更されました。当初今年のレバラン休暇は5月21日から6月1日までで、12日間の連休となる予定でした。
しかし、コロナウイルスが感染拡大しているためインドネシア政府は、レバラン休暇のための有給奨励日のうち5月26日～29日を取り消して、12月28日～31日に変更しました。

なので、今年のレバラン休暇は5月21日から5月25日の5連休になりました。
こんな状況なので、旅行に行く場所も限られますし、行ったとしてもお店や観光地も開いてないので微妙だとは思いますが、とても楽しみにしていたので残念です。

2月からバリ島行きのチケットを購入していたのですが、キャンセルしました。
ちなみに、エアアジアは特別措置としてフライト日の変更またはポイントとして費用を返還しています。どちらも申請が必要ですので、お早めに！