インドネシアにおけるコロナウイルスに関する記事を更新しています。
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先日、バンドゥンとジョグジャカルタを訪れてコロナがインドネシアの至るところに大きな影響をもたらしているというのを実感しました。
特に世界三大仏教遺跡で知られるボロブドゥール遺跡をはじめとするインドネシア有数の世界的な観光地であるジョグジャカルタは、外国人の姿はほとんどなく大きな影響を受けていました。
そして、今、バリ島に訪れています。バリ島はインドネシア最大の観光地。
常に世界中の人で賑わっているバリ島が静まり返っています。
インドネシアの現在の状況
インドネシアでの8月26日時点でのコロナウィルスの状況は、
感染者数160,165人、死者数は6,944人、回復者数は115,409人となっています。
1日の新規感染者数は8月に入ってから2,000人ほどを推移し続けています。
バリ島の状況
バリ島での8月26日時点でのコロナウィルスの状況は、
感染者数4,726人、死者数は56人、回復者数は4,115人となっています。
バリ島への入域規制
バリ島は7月31日から国内観光客に対して観光を再開しています。
バリ島州政府はバリ島に入る際に様々な要件を発表していますが、重要そうなものを2つ抜粋すると、
1. 認定機関が発行したPCR検査陰性証明書、あるいは迅速抗体検査(Rapid検査)陰性証明書の提示。
※上記証明書の有効期限は14日間
2. 観光客はバリ州に入域する前にLOVEBALI(https://lovebali.baliprov.go.id)のアプリをインストール
先日ジョグジャカルタからバリ島にバスで来た際には、PCR検査陰性証明書、あるいは迅速抗体検査(Rapid検査)陰性証明書の提示をフェリーでバリ島に到着した際に求められました。
到着したのは深夜2時を過ぎていましたが、しっかりと確認していました。
確認している机のそばには、ライフルを持った人が立っていました。インドネシアでは街中でライフルを持って警備している人はほぼいないので、それほど厳重に規制しているのだと感じました。
一方で、LOVEBALIのアプリをインストールしているかどうかは確認されませんでした。
僕もインストールをやってみたのですが、iphoneには対応していないようで、アンドロイドについても日本のアカウントだとダウンロードできませんでした。
観光業へ大きく打撃
次の写真はバリ島クタにあるメインストリート、カルティカプラザ通り(カルティカ通り)。
通りにはモールやウォーターパーク、様々なレストランが並んでいる。
こちらの写真はバリ島の繁華街、レギャン通り。夜の10時に撮影。
たくさんのお土産物屋さんやレストラン、バー、クラブが並び、昼夜問わず多くの人が訪れる場所。
バリ島に行ったことがある人ならばこの写真の異常さをわかると思います。
コロナ前ならばこの2つの通りに人がいないなんてありえないんですが、今はこの写真の通り人が全くいなくて、多くのお店が閉まっています。
レギャン通りなんて夜中10時でこれからっていうときなのに、一部のバーやクラブを除いてほぼすべてのお店が閉まっていて、真っ暗でした。
ビーチもこのように全然人がいませんでした。
クタ・ビーチ。
サヌール・ビーチ。
観光するのが難しい
インドネシアは外国人に対して入国制限をしていて国外から観光しに来る人はいないので、あまり関係のない話にはなりますが、この時期に観光するのはかなり難しいです。
その理由ですが、
1.予約したホテルが開いていない。
Bookig.comなどのホテルサイトで予約できても、実はホテルが休業していることがあります。
僕はバリ島に到着してホテルに行ってみると、予約していたホテルが休業していました。急遽、別のホテルをその場で手配したのですが、ホテルサイトで表示されていても実は休業しているということになると、ホテルを手配するのがかなり難しくなります。
この後も別のホテルでも事実上、休業状態となっていて、別のホテルに替えました。
ホテルを予約する際には、予約する前にメールや電話などで確認したほうがいいです。
また、お客さんがいないので、スタッフの数が少なかったりやる気がなかったりして、ホテルのメンテナンスが行き届いていない状態をしばしば目にしました。
2.お店・レストランが閉まっている。
ホテルと同様に様々なお店やレストランも閉まっていたり、営業していても時短営業を行っていることがほとんどです。
そのため、地図などで調べて買い物や食事に行っても、行ってみたら閉まっていたというのがよくありました。
その中でも夜ご飯の場所を探すのはとても大変でした。夜8時以降になるとほとんどのお店は閉まります。
ディスカバリーモール。多くの店はシャッターが閉じている。
3.観光場所が開いていない
バリ島は7月31日から国内観光客向けに開いていますが、すべての観光場所が通常通り開いている訳ではありません。
バリ島南部にあるウルワツ寺院では、寺院自体は開いていますが、有名なケチャダンスは現在行われていません。
ウブドでは、ウブド王宮(写真)とモンキーフォレスト、どちらも閉まっていました。
観光しずらい状況ですが良い面もあって、観光客があまりいないのでのんびりと過ごすことができます。
ウルワツの海。
バリ島東部にある鏡面割れ門写真で有名なランプヤン寺院は、普段ならば1時間以上並ぶようなのですが、僕が訪れた日は全く人がいなくて、すぐに写真を撮ることができました。
でも2ヶ月ほど前に入場料が変わったらしくて、
インドネシア人観光客:5万ルピア
外国人観光客:10万ルピア
となっていました。。。
外国人観光客の受け入れを延期
9月から外国人観光客を受け入れ始めるという話を耳にしていましたが、先日のニュースによると2020年年内の外国人観光客の受け入れはしないとのことです。
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