僕がこれまで勉強したことのある言語について、それぞれの言語の特徴や習得する難易度を比べてみました。
これまでに4つの外国語を勉強したことがあります。
英語:20年以上(中学校から)
中国語:2年
韓国語:1年
インドネシア語:2年
(日本語:母国語)
ちなみに、この中で、”話せるよ”って言えるのは英語・インドネシア語・日本語です。
英語・中国語・韓国語・インドネシア語を比較
比べる内容
比較する内容は次のものです。
文字:表記するときの文字。(例:ひらがな、カタカナ、漢字、アルファベット)
語順:S(主語)、V(動詞)、O(目的語)の並び順
時制:過去・現在・未来など時により、単語の形が変化するかどうか。(例:eat, ate eaten)
単語の性別:単語に性別があり、それによって言い表し方が変化するかどうか。
発音:文字の読み方と難易度
声調:単語に声調(音の高低)があり、それによって意味が変わるかどうか。
教材:教材の充実度
語学学校:語学学校の充実度
比較した表
インドネシア語・英語・中国語・韓国語を比較しました。
参考として、日本語についても表の中に入れています。
日本語 | インドネシア語 | 英語 | 中国語 | 韓国語 | |
文字 | ひらがな カタカナ 漢字 |
アルファベット | アルファベット | 簡体字 | ハングル |
語順 | SOV | SVO | SVO | SVO | SOV |
時制 | 有 | 無 | 有 | 無 | 有 |
単語の性別 | 無 | 無 | 無 | 無 | 無 |
発音 | – | ローマ字読み | 英語読み | ピンイン | ハングル読み |
– | ◎ | ◯ | △ | ◎ | |
声調 | 無 | 無 | 無 | 有 (四声) |
無 |
教材 | – | △ | ◎ | ◎ | ◯ |
語学学校 | – | ☓ | ◎ | ◯ | ◯ |
インドネシア語
インドネシア語の文字はアルファベットを使います。
語順は英語と同じでS(主語)+V(動詞)+O(目的語)ですが、英語のように時制が無いので文法は簡単です。
インドネシア語の発音は簡単。
ローマ字読みなので、同じアルファベット文字を使う英語のようにどういう風に発音するんだろうっていうのがありません。
基本的にはアルファベット文字をそのままローマ字読みするだけです。
英語に慣れてしまっている人には逆にこれで苦労することもあります。
インドネシア語自体は文法も発音もシンプルで簡単なのですが、僕が勉強してみて思ったのが教材の少なさです。
インドネシア語は英語・中国語・韓国語のように人気のある言語ではないので、教材が充実していません。なので教材探しにかなり苦労しました。
またインドネシア語の語学学校はほぼ無いので、独学が苦手という方は学ぶのが難しい言語なのかもしれません。
インドネシア語まとめ
単語・文法:簡単
発音:簡単
勉強:やりにくい
インドネシア語の勉強方法をまとめましたので参考にしてみてください。
英語
ほとんどの方が最初に学ぶ外国語である英語。
英語はご存じの通り、アルファベットを使います。
語順はSVOで、日本語とは異なるため、苦労されている方は多いかと思います。
英語には時制があり、過去、現在、未来、進行形、完了形で単語の形や文法が変化するので、これを覚えるのが大変です。
発音はアルファベット文字なので簡単に読めそうですが、ローマ字読みではないので、それらのパターンを覚える必要があります。
ネイティブのような発音を習得するにはかなり訓練が必要です。
英語自体は難しいですが、 一方で人気言語であるので教材や語学学校が充実しているので、そういった意味では学ぶのが難しい言語ではないと思います。
オンライン英会話や映画やドラマなど字幕が付いている英語動画も豊富にあるので、勉強はしやすいです。
英語まとめ
単語・文法:難しい
発音:難しい
勉強:やりやすい
英語の勉強方法もまとめています。ご参考ください。
中国語
中国語の文字は中国の漢字(簡体字)を使います。
漢字とは異なりますが似通っている部分があるので、中国語を勉強したことがない人でも読める簡体字は多いです。
簡体字は漢字と似ているので、日本人にとってかなり読みやすいです。
英語の文章だと読むのに抵抗がありますが、中国語の文章だと抵抗なくすんなりと読めるような感覚になります。
※英語
※中国語(簡体字)
中国語の語順はSVOで、時制もありません。そういった意味ではインドネシア語と文法が似ていて、とてもシンプルです。
中国語の習得を難しくさせているのが発音です。
中国語には声調(4つ)があって、同じ音でもその声調が変わると意味が異なるので気をつけなければいけません。
単語や文法習得にはそんなに時間はかかりませんが、発音の習得には他の言語よりも時間がかかります。
しかしながら中国語の教材は充実しているので、勉強することは難しくない言語です。
中国語を勉強する際に特に良いのが、中国のテレビや映画には必ず字幕が付いていることです。
リスニングを鍛えるときに、字幕付きの映像はかなり助けとなるのですが、この字幕付きの映像が簡単に見れるというのはありがたいです。
他の言語では、なかなかありません。
中国語まとめ
単語・文法:簡単
発音:難しい
勉強:やりやすい
韓国語
最後に韓国語についてです。
韓国語の文字はハングルです。
一見すると難しそうですが、勉強してみると1,2時間で習得することができます。
語順は日本語と同じSOVです。
勉強してみるとわかりますが、韓国語の文法はほぼ日本語と同じです。
なので、感覚としては日本語と韓国語の単語を入れ替えるだけって感じです。
韓国語の単語もとても覚えやすいです。
というのが、韓国語は中国語や日本語から来ている単語がたくさんあって、それをハングル文字にしています。
読みも漢字と同じようにそれぞれの文字で決まっているので、日本語を知っているとだいたいわかります。
例:漢字(韓国語読み)
結(キョル)、果(グゥァ)、運(ウン)、動(ドン)
日本語 | 韓国語 | 読み方 |
結婚
|
결혼 | キョルホン |
結果 | 결과 | キョルグゥァ |
果物 | 과일 | グゥァイル |
運動 | 운동 | ウンドン |
運転手 | 운전자 | ウンジョンジャ |
動物 | 동물 | ドンムル |
韓国語(ハングル)の読み方ですが、ハングルは表音文字で、つまり書いてある文字の通り読むことができます。
日本語でいうひらがなやカタカナと同じです。
少し韓国語ならではの発音はありますが、そんなに難しくはありません。
韓国語の教材についてもK-POPや韓国語ドラマの影響もあってとても充実しています。
Amazon PrimeやHuluなどでも韓国語ドラマは簡単に見ることができます。
韓国語まとめ
単語・文法:とても簡単
発音:簡単
勉強:やりやすい
結論
以上、僕がこれまでに勉強をしたことがあるインドネシア語、英語、中国語、韓国語について比較してみました。
それぞれの言語で単語・文法や発音の難易度が違ったり、教材が整っていたりなかったりと異なりますが、個人的に1番習得しやすいのは韓国語だと思います。
文法が日本語とほぼ同じというのが習得する難易度が低いポイントです。さらに言語学習の大きな部分を占める単語習得についても比較的簡単で、かつ勉強する教材が揃っています。
しかしながら他の言語も難しさや勉強のしやすさは異なりますが、決して習得できないという訳ではありませんので、皆さんの興味に合わせて学んでみてください。