英語をゼロからはじめて6ヶ月で話せるようになるための勉強方法を書きました。
この方法は英語だけでなく他の外国語でも応用できます。
実際に僕はインドネシア語をこの方法で1年間勉強して、インドネシアに来たときにはすでに『なんでそんなに話せるの?』とみんなから言われ、さらに8ヶ月経った今ではかなり話せるようになりました。
時々、嘘つき呼ばわりされることもあります笑 『1年もここにいないなんて嘘だ』、『3年は住んでいないとおかしい』などなど。
インドネシア語はマイナー言語がゆえに教材が乏しくて、勉強しているときにすごい困りました。
インドネシア語に費やした時間の多くは、教材を探すことや単語の意味や文法の解説を調べるのに使っていました。
そこでインドネシア語を今勉強している方やこれからはじめるという方に向けて、『本来の勉強』に集中できるように、
今、僕がインドネシア語の勉強をはじめるならば、具体的にどうするかというのを考えました。
こちらでインドネシア語のおすすめ本を紹介していますが、今回はもっと具体的な勉強の進め方を紹介します。
※日常会話ができるようになりたいという方と、仕事でもインドネシア語を使いたいという方に向けて紹介します。
自分はインドネシアに来る前に1年間インドネシア語を勉強しましたが、
この方法でやれば、半年で同じレベルに行けるのではないかと思います。
インドネシア語を知ろう!
①文法書(入門書)を1〜2周 (所要時間:30〜60時間)
まずはインドネシア語ってどんなものかということを知るために文法から勉強しましょう。
詳しく書いてある文法書もありますが、最初は下に紹介しているような簡単な本からでいいです。
【Point】
・さらっと1,2周するだけでかまいません。最初から全部理解したり覚えようとするのではなく、こういう言い方するんだとか、インドネシア語の全体像を知るくらいの感覚でいいです。
・付属CDを聞きながら勉強しましょう。
できるだけ倍速で聞くようにしてください(理想は2倍速)。
速いインドネシア語を聞くことで、実践的でかつ勉強の効率も上がります。
同じ時間で2回聞いたら、勉強の効率は2倍に。
・本に書いてあるインドネシア語を声に出して読み進めましょう。CDに合わせて読むと良いです。
インドネシア語を話せるようになりたいなら、話す練習をしなければいけません。
インドネシア語を声に出して読んで、話す練習をしましょう。
やってみるとわかりますが、慣れるまではとても口が疲れます。
普段日本語を話しているときは、使わない筋肉を使うというのがわかります。
インドネシア語検定試験を使ってレベルを上げていこう!
インドネシア語にはインドネシア語検定試験というものがあります。英語でいう英語検定試験です。
英検と同じように、複数のレベルがあって、レベルによって単語や文法が制限されています。
インドネシア語検定試験ではE級が一番易しくA級(特A級)が一番難しくなっています。
②-1 インドネシア語検定試験E級 × 4回分 (所要時間:30〜50時間)
②-2 インドネシア語検定試験D級 × 4回分 (所要時間:30〜50時間)
②-3 インドネシア語検定試験C級 × 4回分 (所要時間:40〜60時間)
【Point】
・過去問を初めてするときは、試験と同じ環境で行いましょう。
(時間を計測→採点→見直し)
試験と同じ環境で行うことで、あなたのインドネシア語レベルを測ることができます。
※ただしインドネシア語検定を受験するつもりのない方は文法問題は飛ばしても構いません(例:C級設問4)。
インドネシア語検定の文法問題は非常に難易度が高く、ネイティブの人でもたくさんの人が間違えます。さらにインドネシア語検定の解答には解説が載っていませんので、理解するのに非常に時間がかかることがあります。
・見直ししてわからない単語や文法があれば、本やインターネットで調べましょう。問題に直接書き込むと、見直すときにすぐにわかるのでおすすめです。
このときに使う本は、最初にやった簡単な文法書ではなく、詳しく書いてある本で調べましょう。
バタオネのインドネシア語講座 初級
単語帳や辞書もあると便利!
インドネシア検定試験をはじめ、インドネシア語を勉強していると単語を調べる機会がたくさんあります。たとえば英語の場合は問題集の解説がとても親切なので、単語帳がなくてもOKです。しかしインドネシア語検定の解説書は解答しか書いていないので、わからない単語が出てきたら、その都度、自分で単語を調べる必要があります。単語帳や辞書があると、さっと調べることができるので便利です。
また隙間時間に単語を見て、より勉強になります。
プログレッシブ インドネシア語辞典
・1度やった過去問は適宜、再テスト・見直しをしましょう。
(1つの過去問は最終的に2,3回することになります)
このときは試験と同じ環境でする必要はありません。自分のペースでOK.
再テスト・見直し時は、CDはできるだけ倍速で聞きましょう(理想は2倍速)。
・見直し時もインドネシア語の文章を声に出して読みましょう。
とにかく話すことが目的ですので、常にインドネシア語を声に出して話すことを意識してください。
【重要】会話帳を作ろう!
インドネシア語を勉強しているときに、『この言い回しは使えるな』、『この単語はよく使いそう』などあなたの日常生活で使いそうだと思った表現はメモしておきましょう。
これは非常に重要で、このインドネシア語こそがあなたに必要なインドネシア語です。
日常会話や学校生活、旅行などあなたの生活にあるシーンをイメージして、インドネシア語を勉強しましょう。
このメモ帳はたまに見直して振り返ってください。
下に紹介する本を使って、自分の会話帳を作るのもOK!
実践的な言葉や会話がまとめらているので、とても参考になります。
インドネシア人とインドネシア語を話そう!
③インドネシア人の友だちを作りましょう!
入門書でインドネシア語を勉強して、インドネシア語検定試験でインドネシア語のレベルを段階的に上げていき、そして自分なりの会話帳を作ったら、もうインドネシア語を話す準備は整っています。
どんどんインドネシア語を話していきましょう。
インドネシア人と出会うのって難しいんじゃない?って思うかもしれませんが、インドネシアの人口は世界第4で約2億7千万人います。
さらに日本を訪れたインドネシア人の数は2019年で41万人もいて、日本に住んでいるインドネシア人は3万人以上います。
実際に国内外問わず観光地に行くとインドネシア人と出会うことはしばしばで、地域の日本語教室にも必ずいると言っていいほどインドネシア人はいます。
なので、インドネシア人と出会う機会というのはかなり多いです。
会ったら思い切って話しかけてみましょう!
ビジネスで使えるインドネシア語を習得
仕事でインドネシア語を使いたいという方は、インドネシア語検定試験でさらにレベルを上げていきましょう!
④-1 インドネシア語検定試験B級 × 4回分 (所要時間:60〜80時間)
④-2 インドネシア語検定試験A級 × 4回分 (所要時間:60〜80時間)
日常会話で十分という方は、必ずしもB級とA級の学習をする必要はありません。
B級、A級でもインドネシア語検定を受けるつもりが無いならば、文法問題はしなくてもOKです。
インドネシア語の動画を見よう!(40時間〜60時間)
⑤インドネシア語の動画をたくさん見ましょう!
実践的なインドネシア語を学ぶために、そしてリスニング力を上げるためにインドネシア語音声でニュースや映画やドラマなどをたくさん見ましょう!
最初は、字幕付きの動画を見ることをおすすめします。
インドネシア語動画解説で、僕が見てきたものを紹介しています。参考にしてください。
インドネシアへ!
ここまでインドネシア語を勉強すれば、十分にインドネシア語を話せるようになっています。
(もちろんペラペラではないですが、世間一般からするとインドネシア語が圧倒的にできる人です。)
勉強時間でいうとだいたい300〜400時間くらいです。(日常会話のみならば200時間くらいです。)
一見すると多く感じるかもしれませんが、平日1,2時間、週末3、4時間勉強すれば1ヶ月50時間くらい勉強することができます。
つまりわずか半年でゼロからインドネシア語が話せるようになっています。
次は、あなたがインドネシア語を習得してやりたかったことをぜひやってください。
それに向かって次の一歩を踏み出してください。
僕はインドネシアが好きになってインドネシア語を勉強して、そして仕事を見つけてインドネシアに住んでいるのですが、毎日とても楽しいですし、インドネシア語もぐんぐん伸びています。
旅行でも仕事でも留学でもいいので、インドネシアに来てみるのはいいと思います。
インドネシア語ができたら、もっと楽しいインドネシアライフを過ごせるはずです。
まとめ
早く話せるようになるためにというテーマで、インドネシア語の具体的な学習方法について紹介しました。
英語でもインドネシア語でも方法は同じだと思っています。
ポイントは、話す・会話をするということを意識して勉強するということです。
口を動かすことと実際に使いそうな表現をメモしておくことが重要です。
インドネシア語を話したいという方は、ぜひ参考にしてみてください。