日本の食卓に欠かせないものの一つ、漬物。
インドネシアに移住(長期滞在)するということで、長く住めば住むほど絶対に日本食が恋しくなります。僕は漬物がたまにものすごく食べたくなります。
一方で、海外では日本食がめちゃくちゃ高いです。3倍、4倍することも全然あります。
で、残念なことに味はイマイチなんてこともよくあります。
なるのでインドネシアに移るときに、ぬか漬けをインドネシアでやってみようと思い、日本からぬかを持ってきていました。
で、もうインドネシアに来て半年以上経ってしまったんですが、ぬか漬けを作ってみました。
作り方
ぬか漬けとは、米ぬかを使った漬物のことで次のような材料で作ります。
・生ぬか
・塩
・昆布
・鷹の爪
・鰹節
・煮干し
・しいたけ
などなど
パッと見ただけで海外でやるのにはハードルが高すぎる。。。というか日本でさえも面倒に感じてしまいます。
でも安心ください。ぬか漬けをやるための便利なキットがあって、それを使えば水を入れるだけだったり、そのまま使えるものもあったりします。
これを日本から持ってきました。水を入れるタイプです。
容器に米ぬかを入れます。
ポリプロピレン製の容器を使用していますが、ホーロー製のものを使ったほうがいいです。
野田琺瑯 ぬか漬け美人
煮沸して冷ました水を入れます。
しっかりと混ぜます。
なんだか子供のときを思い出しますね。
ここで『捨て漬け』と呼ばれる、ぬか漬けを発酵させるためにぬかを作ったらまず野菜を1〜3週間野菜を替えながら漬け込む作業が必要なのですが、自分が買ったキットには捨て漬けについて書かれていませんでした。
なので、捨て漬けを行わずにそのまま本番のぬか漬けへ。
初めて漬ける野菜はなすび。
あの触感と味が大好きです。
大きな野菜は漬け込み時間がかかるので半分や1/4に切って漬けた方がいいです。
野菜をぬか漬けに入れる前に少し塩を野菜にまぶしてから漬けます。
漬物ができたときの塩加減は、ぬか漬けの塩分、漬ける前にまぶす塩の量、漬け込み時間によって決まります。
自分の好みとぬかや野菜に合わせて調整していってください。
初めてかなりブサイクな感じの漬け込み方になっています。
本来であれば、しっかりとぬかの表面をならしてぬかの中の空気を抜くことで乳酸菌の活性を促すことができます。
1日経過したもの。
ぬか漬けは保管温度によって漬け込み時間が変わります。
冷蔵庫だと常温保存の2,3倍時間がかかります。
インドネシアとか東南アジアの国は気温が高いので、カビが生えやすいので冷蔵庫で保管するのをおすすめします。
ぬかは毎日1回かき混ぜ必要があると聞きますが、逆に言うと冷蔵庫で保管している場合は2,3日に1回で良いということです。自分みたいなめんどくさがりやな性格だと、冷蔵庫保存しかないですね(笑)。
なすびのぬか漬けがいい感じで完成しました。
正直言うと、最初の数回は野菜が大きかったり、漬け込み時間が短かったりしてうまくできませんでしたが、野菜を1/4にしたり漬け込み時間を長くしたりして調整することで、うまく漬けることができました。
試行錯誤と経験は大切ですね。
ちなみにぬかは冷凍保存することも可能です。
旅行など長期間自宅に不在になるときは、冷凍庫に入れて置くと安心です。
戻ってきたら冷蔵庫で解凍して普段どおり作ればOKです。
自作のぬか漬けの味は!?
控えめ言って、めっちゃおいしいです。
(何度か試した後ですが)いい感じで漬け上がっています。
普段スーパーに売っている漬物やお店で食べるあの漬物の味と同じです。
ご飯にもめっちゃ合います。
ビールなどお酒もめっちゃ進みますね。
まとめ
今回初めてぬか漬け作りをやってみましたが、大成功でした。
正直、インドネシアに来てすぐにやることもできましたが、ぬか漬けのことをよくわからなかったし、『おいしいぬか漬けができるのか』と疑っていて、なかなか試してみることができませんでした。
やってみて、めっちゃ手軽にできるし味もおいしいので、もっと早くからやっておけばよかったと思っています。
今は毎日のようにぬか漬けを楽しんでいます。なすび、きゅうり、にんじんなどなど。
現地採用や駐在員の方など、海外に長期滞在するかたはぜひぬか漬けをおすすめします!